あなたの組織のSDGsの位置づけは明確ですか?

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あなたの組織のSDGsの位置づけは明確ですか?
企業や組織の活動にSDGs導入を導入する前に、決めなければならないとても重要なポイントがあります。

■SDGsの位置づけを決める
「国連が提唱してるSDGsはいいことなのでしょう。だったら他社に先を越されないよう早速わが社でもやろう!」などと、とりあえず始めるとは避けましょう。あとで本業の足手まとい、組織の混乱、上手くいかない場合は無力感だけが残るなど、あとでそのつけが来ます。SDGsに関わる時間や労力の投入を無駄にしないためにも、自分の組織活動にSDGs活動が加わることで相乗効果が生まれるのか、よく考えることが重要です。

■SDGsは目標達成のための「手段」
マルコム・ボルドリッジ賞の獲得やISO9000に執着してしまい、本来の目的が置き忘れられ、現場に徒労感だけが残っただけだったという残念な結果が、よく耳にはいってきます。貴重な時間や取組が無駄になるだけでなく従業員のモチベーションの低下リスクはSDGsも同様です。無意味な形式主義や手段の目的化を防ぐことが必要です。SDGs活動導入によって、何を実現していたいのか?が重要です。そのためにまず目標の棚卸が必要です。

■目標の棚卸をしよう
それぞれの目標の整合性はとれているか、棚卸をしてみましょう。
私たちの企業・組織が望むもの、創り出したいものは明確ですか?「長期目標」「短期目標」、「本社の目標」「現場の目標」「部門間の目標」それぞれの整合はとれていますか?(補いあっていますか?)

■良い計画とは(「完璧な計画」でなく「十分な計画」)

行動はいつとりますか?(創造プロセスには行動が不可欠)
計画を立てることは必要ですが、行動も必要です。その行動はいつとるのでしょうか?それは計画が完成する前ですよね。10年後、2030年が達成期限のSDGsは長期的な目標です。長期的な目標や志を達成するには、行動と共に戦略的な選択が必須になってきます。

SDGsは複雑系
組織単独の課題と比較し、SDGsの領域の社会や世界の課題は、様々な関係者や要素が絡み合う複雑系の世界です。明確な解決の糸口が見つからない複雑系の世界での戦略の方向性はトライアンドエラー。小さく試して失敗から学びつつ、成功の糸口をつかむというスタンスです。

コンサルタントのロバート・フリッツは、良い戦略は「それを実行することで、さらなる実行がたやすくなる」と定義しています。

SDGsの場合も、簡単なステップから始め、手早い手応えをつかみ、より深く、より広く次のステップに繋げていき、当初は困難か不可能に思われていた複雑なステップが可能になるような、戦略の立案が必要です。

■ワークショップ開催のお知らせ
7月5日にSDGsの導入のための半日ワークショップを開催します。SDGsを楽しく学びながら、自信をもって導入するためのスキルを身に着ける良質な学びの場です。みなさまの参加をお待ちしております。https://peatix.com/event/1969223/view

  • 2021 07.02
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