各国のSDGs達成状況
各国の国連持続可能な開発目標（SDGs）達成状況を分析したレポート「SDG Index and Dashboards Report」の2019年版が、独最大財団のベルテルスマン財団と持続可能な開発ソリューション・ネットワーク（SDSN）より発行された。同レポートは2016年から発行しており今年で4回目。162カ国についての分析だ。
日本の達成状況概要
2019年時点で162か国中、日本は15位という結果。「4.質の高い教育をみんなに」「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」では「グリーン」の高い評価だったが、「5.ジェンダー平等を実現しよう」「12.つくる責任 つかう責任」「13.気候変動に具体的対策を」「17.パートナーシップで目標達成」では、一番低い「レッド」の評価だった。
改善度評価では、「10.人や国の不平等をなくそう」では、大きく後退を示す「レッド」評価となった。
【SDG Index 2019】
01.デンマーク（85.2）
02.スウェーデン（85.0）
03.フィンランド（82.8）
04.フランス（81.5）
05.オーストリア（81.1）
06.ドイツ（81.1）
07.チェコ（80.7）
08.ノルウェー（80.7）
09.オランダ（80.4）
10.エストニア（80.2）
11.ニュージーランド（79.5）
12.スロベニア（79.4）
13.英国（79.4）
14.アイスランド（79.2）
15.日本（78.9）
16.ベルギー（78.9）
17.スイス（78.8）
18.韓国（78.3）
19.アイルランド（78.2）
20.カナダ（77.9）
https://sustainablejapan.jp/2019/07/06/sdg-index-dashboards-2019/40618 出所）SDG Index
これら17のゴールから私たちがやるべきこと
これら17のゴールは、手を打てばすぐに成果の出るもの、時間がかかるものなどが混在し、それぞれが複雑に連鎖しているため、解決策の決定打が見えにくいなか、私たちがやるべきこと（できること）は何だろうか？
SDGs de 地方創生ゲームの中でも伝えているが、そのなかで最も根本のメッセージが「思考と価値観のチェンジ」だ。これはパソコンに例えるとSDGsプログラムを動かすOSのようなもので、インストールされていないとうまく動かないようなものだ。具体的な内容と活用・展開方法については、ゲームやセミナーを通してもっと伝えていきたいと思う。
