2050 Carbon Neutral ゲーム体験

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そもそもカーボンニュートラルってなに?
温室効果ガスとどう向き合えばいいの?
自分たちに何ができるのかよくわからない?

正直なかなか自分ごと化できないのが、地球レベルの気候変動問題です。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が2021年8月に公表した、第6次報告書によると、温暖化は人間活動が原因であることに「疑う余地がない」と初めて断定しました。科学的根拠をもって温暖化は人間活動による温室効果ガス排出に、因果関係があることが明らかになったということは、人間活動を変化させることで温暖化をコントロールすることが出来るということも言えるわけです。

グテーレス国連事務総長はこのIPCC報告書発表時に、きわめて強い口調で「私はこれまで多くの科学の報告書を目にしてきましたが、このようなものは初めてです。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が本日発表した報告書は、人類の苦難の縮図であり、気候に関するリーダーシップの失敗を訴える痛烈な告発状です。」と語っています。

https://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/sg/43499/

グテーレス国連事務総長の訴えのように、特に次世代に地球の豊かな自然を残すために、地球温暖化対策のプライオリティは最高に高いもので、私たちがいまから手をつけないと、不可逆的なダメージを与えてしまう瀬戸際で生活しています。

国際機関ではこの取り組みを以前から重要視してきましたが、ほとんどの企業は自社の活動からは「遠い」ものとして放ってきていました。このままでは、自社に何らかの被害が及ばないアクションを起こすことはないでしょう。その原因の一つは企業の状況対応、問題解決思考による経営姿勢にあると思っています。これから進化成長する企業や組織(自治体も)は、そもそも何の目的のためにこの世に誕生した組織なのかよく考えて(大抵は素晴らしい目的があるはずです)、この世にない新しいものや価値を創り出す創造思考にシフトすることが求められています。

そのような背景の中、環境省の有志の方(福嶋 慶三さん)からオファーを受けて株式会社プロジェクトデザインが大変興味深いゲーム「2050 Carbon Neutral」を開発中で、先日そのゲームのプレ体験会に参加してきました。このタイトル通り2050年に日本のカーボンニュートラルを達成するために、何が必要で自分たちは何が出来るのかを探究できるよう、巧みに設計されています。

環境省 福嶋 慶三さんの2050カーボンニュートラルゲームにかける熱いメッセージ!

 

ゲーム内容
ゲームの舞台は日本全体。複数の企業と政府が、温室効果ガス排出を抑えたり、排出ガス回収量を増やすために、独自の活動だけでなく、他業種と手を組む、国をあげてのキャンペーンで生活習慣を変えて行くなど、活動を組み合わせることで、そのスピードを加速させることで、2050年のカーボンニュートラルを実現を目指します。

株式会社プロジェクトデザイン代表 福井 信英さんの想いのこもったファシリテーション!


参加した感想は
まず第一に、カーボンニュートラルや温室効果ガスのことを身近に感じることが出来たこと。自分たちでも出来ることがあることに気づかされたこと。そしてカーボンニュートラルの社会を自分たちの工夫で創り出せるということこと。そしてその時の明るい日本のイメージを少しばかり実感でき、取組みのきっかけとして最高の環境を体験できました。これは3年前にSDGs de 地方創生ゲームを始めて体験した時の感触に近いもので、非常に筋の良い出来栄えだと感じました。

このゲームを体感してほしい人は
もちろん会社経営者、マネージャー、従業員や自治体職員をはじめ、市民の方々におすすめですが、一番参加してほしいのは2050年に社会の第一線で活躍している、中・高・大学生ですね。

今回のプレ体験会の参加者の声も反映し、さらに美しく洗練したものアップロードしたうえで、早くて今夏にはローンチできるようですので、仕上がりがとても楽しみです!

 

 

  • 2022 05.27
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