3月11日に『SDGs de 地方創生』ゲーム体験を組織変容に繋げるワークショップを開催しました。
~あなたはSDGsのブームが去っても、やり続けますか?~
今回のワークショップを開催の背景と目的は
『SDGs de 地方創生』ゲームの良質な体験が仕事や生活に活かされないまま、時が経つにつれて日常に埋もれてしまうのが「もったいない」という思いが強まったこと。そしてSDGsを組織に導入する前に、成功するための前提条件を学ぶことで、SDGsウォッシュにならず健全な成功プロセスを実現するためのヒントをシェアしたかったからです。
ワークショップでは、和やかな雰囲気の中、参加者の今感じていること、期待すること、不安なことなどを共有しながら、不確実な世界を確実に生きるための有効な取組「カネヴィンフレームワーク」(下図参照)の紹介、失敗を許容する覚悟などについて学びを深めていきました。「カネヴィンフレームワーク」は、SDGsに限らず新たな取組を行う際に重要な視点ですので、改めて詳しく紹介したいと思います。
あなたはSDGsのブームが去っても、やり続けますか?
◇How ではなく What がポイント
SDGsの導入のしかた(How)は、SDGs関連書籍や活用ガイドが身近にあるのですぐに理解できますが、それだけでうまくいくでしょうか?「やってみなと分からないので、まずやってみよう」という主張には一理ありますが、うまくいかなかった場合のことを考えると、やったことが無駄になるだけでなく、モチベーションの低下を招くなど副作用も大きく、決して効率的・効果的な選択ではありません。
まず、SDGsの組織導入で何を実現したいのか?(What)を考えましょう。それが本当に実現したいことか?本当に自分の価値感に沿ったことか?本当に好きなことか?を自分に問うことがとても重要です。あなたにとって本当に大切なものを大事にしてください。大事なものが実現するその過程にSDGs実践があるでしょうか?
「もしかりにSDGsのブームが去り、廃れてもそれをやり続けたいと思いますか?」経営者や導入担当者は一度じっくり考えてみてくださいね。