フューチャー・デザイン&緊張構造チャート ハイブリッド型職員研修レポート(後半)

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フューチャー・デザイン&緊張構造チャート ハイブリッド型職員研修レポート(後半)

■2つの未来
そのテーマに詳しい専門家でない限り、通常描く未来は、現状の延長線上に想定される状況対応に沿った内容になりがちになります。つまり現在の前提に囚われた、「こうだから、ああなる。」といった退屈で面白みに欠けるものになりがちです。
それに対して、ヒューチャー・デザインで描く未来は、現状に囚われず、参加者の高い志や深い価値観を反映した「こうなったら本当に素晴らしい!」といった、そこに至るプロセスは見えないが、本質的で挑戦的な内容になります。

 

■フューチャー・デザインの狙い
フューチャー・デザインは、長い目で見た創り出したい未来の方向性の探求をするのに、優れた手法で、出てきたビジョンは参加者の志や価値観を反映した斬新で魅力的な、本当に望む内容が期待できるだけでなく、この体験を通して参加者、まちの過去・現在・未来を分断したものではなく、ヘリコプターに乗り上空から川の流れを見るように、つながりを持って眺めるコツを体得することが出来ます。

■この後の展開は
フューチャー・デザインで出てきたアイデアは、斬新で魅力的ですが、果たして本当に効果的で正しい選択か、実現可能性はあるか、現状のまちの実情はどうかなどの検証が必要です。したがって次のステップは、関係者や専門家によるアイデアの検証を経て、戦略を立てアクションに落とし込んでいくことになります。戦略を立て実践に移る前に欠かせない大切なことは、プロジェクト関係者がビジョンを共有するだけではなく現在のリアリティも共有することです。そのために以前ブログで解説した、強力なツール「共有緊張構造チャート」を使い見える化を図り、その後の進捗状況のマネジメントもしていきます。

「生きていく中で最高なことの一つは、誰かと力を合わせて何かを創り上げる体験です」
(by ロバート・フリッツ)

  • 2022 03.31
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