対話とオーケストラ
大学時代オーケストラに入部した時、バイオリンについてほぼ初心者の私が、オーケストラの初舞台に臨んだ時のことは、すごく印象的だったので今でもよく覚えています。
弦のトレモロから始まる映画サンドオブミュージックの前奏曲、個人練習では楽勝で弾けていたのですが、オケの中だと、周りの音がほとんど認識できず、自分の弾く音がオケの中でどのように鳴っているのか全く見当もつかず、身体が硬直してしまい、ほとんど弾くことができませんでした。
それぞれのプレーヤーは各パートの譜面を演奏しているのですが、たんに演奏しているのではなく、同時に隣のプレーヤーの音、同じパート内の音、他のパートの音を瞬間に聴きとり、指揮者の指示を見ながら、一緒にハーモニーを創っているのです。
オーケストラで演奏するためには
1.自分が弾ける
2.周りの音を聴いてそのままを認識できる(リアリティ認識)
3.周りの音を深く聴くことで一体感が育まれ、美しいハーモニーが生まれる
以上の3つの要素が不可欠で、すごいテクニックのプレーヤーでも2と3が出来なければ、いいハーモニーを奏でることはできません。そして最高の状態では自分は消えて作品だけが浮かび上がっている、至高の感覚を味わえるのです。(そんなことはめったになかったが、瞬間感じることはあったかもしれない)
そしてそのことは対話にも、当てはまります。
1.自分が話せる
2.相手の話を聞いてそのままを認識できる(リアリティ認識)
3.相手の話と一体になり、新たな関係が生まれ育まれる
オーケストラの演奏と同様、いい対話は、新たな関係・新たなコミュニケーションが生まれて長期的な信頼関係を育む土壌と言えます。
まちづくりと対話
数学において数字があるように、化学において元素記号があるように、まちづくりにおいて対話は必須です。
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ゲームでの体験は深く良質な学びとなります。そしてSDGsを実践として仕事や日常に活かせるよう、Future Creation Lab.オブリガードでは、すべての成功の鍵となる、創り出したい結果を創り出すための思考方法「構造思考」と、良質なコミュニケーションと信頼関係を育むことができる対話スキル「ピクチャリング」のエッセンスもお伝えしています。