事業戦略策定支援 事例紹介(日置建設株式会社 様)
日置建設様は、明石市で注文住宅・店舗・施設・事務所工事、リフォーム・リノベーション工事、雑貨・DIY店舗運営を営む工務店です。
(日置建設社屋)
今回支援を依頼してきたのは日置社長でした。日置社長は人一倍熱心に事業に取り組む方で、毎年その年の経営計画を80ページほどの小冊子にして、社員と共有しています。今までは、事業目標や戦略内容を社長一人で考え内容を社員に語っていましたが、それを聞いた社員は、真面目に従うのですが、自分事として主体的に動くまでには至らず、慢性的なもどかしさを感じていました。
そのようななか、構造アプローチによる「3日間で完成する事業戦略策定支援」があることを知って、これは試す価値があるかもしれないということで、お声がかかりました。
(日置社長)
3日間の支援内容について
1日目は、全社員へインタビューを行い、現在の状況や構造について探求します。これらの情報は2日目の探求を円滑にする助けになります。
2日目は、社長、設計リーダー、施工リーダーの3人が、用意した「11の問い」の答えをじっくり考えてもらい、事業の洞察を深めていきます。今回はこのプロセスを通して、最後に事業の芯として、日置建設のパーパス「真の地域密着企業(工務店)を目指す」が、明らかになりリーダーと共有出来たことが大きな成果につながりました。
3日目は、その日の最初に2日間を通して明らかになった、事業戦略の概要と達成のための要素を発表します。その後、事業戦略にもとづいた、具体的な目標設定と主要な実行計画を、マスター緊張構造チャートに落とし込んでいきます。それが出来上がると、主要な実践項目をさらにサブ緊張稿チャートに展開していきます。今回は1つのマスターチャートと、それを支える10のサブチャートが完成。これで事業全体が「木も見て森も見れる」ようになり、それぞれの部署のアクションが全体の目標達成と繋がった状態になりました。
つまりリーダーやスタッフ一人ひとりが、何のために自分がどういう役割で何をやって、それがどうやって大きな目標を達成することにつながるのか、みんな理解できる基礎となる青写真が完成しました。
支援による成果について
■以前は事業戦略や目標は社長一人で考えていましたが、今回の支援で初めてリーダーと共に各人の現在の業務の役割や位置づけをお互いに再確認しながら、日置建設の事業について考え抜き事業の洞察が深まることで、体系的な戦略を策定することができた。
■新年の初出全体会議で、リーダーと作成した経営方針と目標を、全メンバーに発表することが出来た。事業の芯として、日置建設のパーパス「真の地域密着企業(工務店)を目指す」が、明らかになり全社員と共有できた。
■構造アプローチによって、社長とリーダーの事業について本質的な洞察が深まり、1年後だけでなく2年から5年超の事業の在り方も明確にイメージできた。また、今回策定した戦略(緊張構造チャート)をもとに、将来の事業承継のシナリオを息子とも共有出来た。
■日置建設のSDGsとしての地域の社会課題活動 ※「やさしさ宅配便」は、以前は会社の中では、本業以外で社長が勝手にやっている取組として浮いていたが、今回リーダーと共に策定した事業のパーパス「真の地域密着企業(工務店)を目指す」と合致したことで、活動の位置づけがはっきりしブレがなくなり、本業の先(未来)を見通した活動としてとらえることができ、主体的に取り組む機運が高まった。結果、社長自身も営業しやすくなり、社員からのアイデアも出るようになってきた。
※「やさしさ宅配便」プロジェクトについて https://k-hioki.com/yasashisa/
構造アプローチによる「3日間で完成する事業戦略策定支援」について、ご興味ご質問のある方は、Future Creation Lab.オブリガードのコンタクト欄より、どうぞお気軽にお問い合わせください。。