SDGsの「青い鳥症候群」

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前回に引き続きSDGsのゴールについての投稿です。

忘れちゃいけません!
SDGsは持続可能な開発目標の達成がゴールではありません。理想の世界を手に入れることがゴールです。

100点満点獲得はゴールじゃない
100点をとることがゴールの子がいたとします。100点満点を目指すのは良いことです。「頑張って!」と応援もしたくなります。でもそれ以上に大事なことは100点を目指す理由(意図)です。親に褒められることだけだとしたら、注意が必要です。その子が親離れし大人になったときに、本当にやりたいことが見つからず、完璧主義、協調性の欠如、幸福への恐怖、自分への過大評価など、理想を追い求めて現実から逃げてしまう「青い鳥症候群」に陥ってしまう恐れがあります。

SDGsの「青い鳥症候群」とは
・目標達成後の理想の状態が十分描けていない。(心から手に入れたい世界が不明)
・完璧主義で自分も他人も苦しむ羽目に。
・志や価値観が不明確なため、行動に一貫性がない。
・プライド、自意識が高く協調性がとれない。うまくいかない原因を他人に転嫁してしまう。
・現実を客観的に見ることができず、的確な行動調整ができない。
・結果的に無気力、投げやりになってしまう。

もちろんKPI(重要業績評価指標)の設定と評価は大事ですが、SDGsに取組む企業や組織は、数値ばかりを追わず、本当に実現したい社会をしっかり心に描いたうえで、その素晴らしいゴールをつねに忘れず取り組んでほしいと思います。

 

Future Creation Lab.オブリガードは、SDGsの目標設定と達成のためのデザイン、戦略策定と実行体制の支援を行っています。ご質問ご相談はどうぞお気軽にご連絡ください。

 

  • 2020 07.23
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